指導医の先生達の研修会

おはよう、管理委員長です。

最近にしては珍しく更新が早いでしょ。
このブログのアクセス数と、更新頻度がかなり有意差を持って相関していることに気付き、頑張ろうと思ってます。
いっぱいアクセスしてもらって、済生会新潟第二病院に興味を持ってもらいたいと思います。

ということで、今日は指導医の先生達の研修会のお話。

研修医や学生さん達が病院に実習や研修に来た時、直接指導してくれる指導医の先生達。
指導してもらった人達は感じてると思いますが、みんな優しくて、きちんと要領よくポイントを説明してくれ、みんなの話もちゃんと聞いてくれたでしょ。
これは、指導医の先生方が、君達を指導するために指導医自ら研修会に参加して、指導技術を研鑽している賜物です。

指導医とは臨床経験7年以上の医師が厚労省認定の研修会に参加して、しっかりと実績を残さないと指導医の認定状がもらえない仕組みになっています。
この研修会にはいろいろな主催団体があり、医師会だったり、大学だったりします。
済生会もその中の1つで、済生会は自分達のグループで自前で指導医を認定、育成できます。

先日もこの研修会が開催されました。
そして今回は30回目で、この済生会新潟第二病院が主催して、千葉の幕張で行われました。

内容は、全体講義でカリキュラム作製や指導のポイント、それを踏まえて行う実習の説明。

そして実習後の各グループによる成果発表。

全体による、その実習の内容の吟味。

その他にも、指導医の先生達が指導医役と研修医役に別れてRPをやってもらい、良い点悪い点を指摘してもらい、それを改善するにはどういう指導が有効か?などを討論します。

これがそのRPの様子です。
なんと今回は、指導医役を済生会熊本病院副院長の西先生が、研修医役を済生会新潟第二病院院長の吉田先生が担当し、迫真の演技で参加しているみんなを魅了しました。
途中、西先生の日頃のストレスのためなのか、かなり厳しい叱責を吉田院長に浴びせていました。
管理委員長は熊本病院と新潟第二病院の関係が悪化しないと良いなと思いながら見てましたが、全くそんな心配は無用で、RP後は西先生と吉田先生はお互いの名優ぶりを褒め合ってました。

そして、みんなは当然のことと思っているOSCEとCBTですが、実は指導医の先生達は殆どそれらを経験せずに医学部を卒業しています。
これは指導医の先生達が医学部生だった頃は、医学教育にOSCEとCBTが組み込まれていなかったということであり、現在の医学教育はこんな事もやってますよ、ということを知ってもらうために指導医の先生達にOSCEを体験してもらうセッションもあります。

これはバイタルサインかな。

これは医療面接。

これが頭頚部診察。
患者さん役は済生会新潟第二病院の1年目の初期研修医が担当してくれました。
わざわざ新潟から参加してくれて、ありがとうねー。

この他にも盛りだくさんの内容を、1泊2日で(他の団体では2泊3日のところも多いです)詰め込んで、二日目の夜にフラフラになりながら終了します。
こうして全時間、全講習を終了した者だけに、厚労省認定の修了証書を発行し、晴れて指導医となります。

そしてさっそく次の日から、学生さんや研修医の指導に活かしているということです。

このように、指導医、上級医の先生達は、君達を指導するためにもしっかりと努力しているんですよ。

え?
管理委員長は、講習受けたのかって?
勿論受けてますよ。(私にはあまりその効果が感じられないかな?)
そして今はこの済生会グループの研修会で、全体講義したり、参加者のみんながスムーズに作業ができる手助けをするTF(タスクフォース)をやってます。

このように済生会グループでは、医師の教育にも力を入れています。

そしてこのような会を開催する時にいつも思うのが、表に出てきづらい、裏で会を支えてくれてる事務やメディカルスタッフの方々への感謝の気持ちです。
このような会を開催するには、多くの人達の協力や献身の上に成り立っているということを、みんなも覚えておいてくださいね。
スタッフの皆さん、今回もそしていつも、ありがとうございます。
また一緒に仕事しましょうね。

今回はちょっと長くなりましたが、これでおしまい。

でもまたすぐ更新するつもりですよ。
済生会学会の、初期臨床研修医のための合同セミナーがあるしね。その前に更新しようと思ってます。

ではまた、お元気よう。